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11月4日 LBCT 1 Practice Implications for CAD and VTE

ASPIRE
Aspirin to Prevent Recurrent Venous Thromboembolism
特発性静脈血栓塞栓症初発患者において,初回抗凝固療法終了後のaspirinによる有意な二次予防効果は認められず。
 
背景・目的
特発性静脈血栓塞栓症(VTE)初発患者における抗凝固療法中止後は再発リスクが増大する。低用量aspirinに二次予防効果の可能性がある。
特発性VTE初発患者において,初回抗凝固療法終了後のaspirin投与による再発抑制効果を検証する。

[一次エンドポイント]VTE(症候性の客観的に確認された深部静脈血栓症[DVT]+致死的・非致死的肺塞栓症[PE])の再発。


 
デザイン
ランダム化,プラセボ対照,二重盲検,intention-to-treat解析。

 
対象
822例。18歳以上,特発性VTE初発後の3-24ヵ月の抗凝固療法を終了した患者。
■患者背景:平均年齢(aspirin 群55歳,プラセボ群54歳),男性(55%,54%),DVT(57%,56%);PE(27%,29%);DVT+PE(両群とも14%)。
初回抗凝固療法期間は3-6ヵ月(28%,24%),6-12ヵ月(63%,65%)。

 
期間
追跡期間中央値37.2ヵ月。

 
治療
aspirin 100mg/日群(411例),プラセボ群(411例)。

 
結果
2年後の試験薬投与中止はaspirin群22%,プラセボ群28%。

[一次エンドポイント]
aspirin群57例(4.8%/年),73例(6.5%/年):ハザード比0.74;95%信頼区間0.52-1.05(P=0.09)。

[二次エンドポイント]
aspirin群で有意に抑制された。
VTE+心筋梗塞+脳卒中+心血管死は5.2%/年 vs 8.0%/年(0.66;0.48-0.92,P=0.01)。
VTE+心筋梗塞+脳卒中+大出血+全死亡は6.0%/年 vs 9.0%/年(0.67;0.49-.091,P=0.01)。

[出血]
aspirin群のほうが多かった(14例 vs 8例;1.73;0.72-4.11,P=0.22)。


 
presenter: Timothy Brighton,MB, BS ( South Eastern Area Laboratory Services, Prince of Wales Hospital, Australia )


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