Future Revascularization Evaluation in Patients With Diabetes Mellitus: Optimal Management of Multivessel Disease
糖尿病合併多枝疾患患者(3枝病変83%;糖尿病罹病期間中央値10.2年)において,CABGは脳卒中リスクを上昇させたが,死亡,心筋梗塞抑制で薬剤溶出性ステント(paclitaxel・sirolimus溶出ステント)よりも優れる。
背景・目的
多枝病変に対して血行再建術を行う患者のうち25-30%は糖尿病を合併しており,このような患者では,PCIよりもCABGのほうが予後が良好な可能性が示されている。
糖尿病合併多枝疾患に対する血行再建術として,薬剤溶出性ステント(DES;paclitaxel溶出ステント,sirolimus溶出ステント)とCABGのどちらが適しているかを検証する。
[一次エンドポイント]5年後の全死亡,非致死的心筋梗塞,非致死的脳卒中。
デザイン
ランダム化,オープン,多施設,intention-to-treat解析。
対象
1,900例。糖尿病合併多枝疾患患者。
期間
追跡期間中央値3.8年。
方法
DES群(953例),CABG群(947例)。
結果
[一次エンドポイント]
5年後の累積発生率はCABG群で有意に低下(CABG群18.7% vs DES群26.6%;P=0.005)。
脳卒中:5.2% vs 2.4%(P=0.034)。
全死亡:10.9% vs 16.3%(P=0.049)。
心筋梗塞:6.0% vs 13.9%(P<0.0001)。
presenter: Valentin Fuster, MD, PhD ( Mount Sinai School of Medicine, US )
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