11月6日 LBCT 5 Cell-Based Therapies for Myocardial Regeneration.
Swiss Multicenter Intracoronary Stem Cells Study in Acute Myocardial Infarction
ST上昇型心筋梗塞に対するprimary PCI後の左室駆出率(EF)<45%の患者において,PCIから5-7日後または3-4週間後の骨髄単核球細胞(BM-MNC)の吸引採取後24時間以内冠動脈内注入による4ヵ月後のEFの改善は認められず(第2相試験: 167例・4ヵ月追跡)。
presenter: Daniel Sürder, MD ( Fondazione Cardiocentro Ticino, Switzerland )
ALCADIA
Autologous Human Cardiac-derived Stem Cell To Treat Ischemic Cardiomyopathy
CABGを施行する虚血性心筋症患者に対する自己心臓幹細胞(CSC)移植と塩基性線維芽細胞増殖因子(basic fibroblast growth factor:bFGF)徐放シート貼付によるハイブリッド手術*は安全で,左室駆出率が改善し(22.6→34.7%),有効性の可能性が示される(第1相試験: 6例・6ヵ月追跡)
* 心内膜から心筋生検で採取した少量(21.7±2.3mg)の自己CSCを約1ヵ月培養。この自己CSC(3.7±0.8×107 個)をCABG施行時に心筋の20ヵ所に注入し,その上にbFGF 200μg徐放シートを貼付。
presenter: Naofumi Takehara, MD, PhD ( Kyoto Prefectural University of Medicine, Japan )
The Effect of Timing of Stem Cell Delivery Following Acute Myocardial Infarction: The NHLBI and CCTRN TIME Trial
急性心筋梗塞に対するprimary PCI施行後の左室駆出率(EF)≦45%の患者において,施行から3日後,7日後の自己骨髄単核球細胞冠動脈内注入は安全であるが,いずれのタイミングの注入でも6ヵ月後のEFの改善はみられず。
唯一,有効性がみられたのは7日後注入の若年者(第2相試験: 120例・6ヵ月追跡)。
presenter: Jay H Traverse, MD ( Minneapolis Heart Inst at Abbott Northwestern Hospital, US )
Randomized Comparison of Allogeneic vs Autologous Mesenchymal Stem Cells in Patients with Ischemic Cardiomyopathy
慢性虚血性心筋症の左室機能障害患者において,同種ヒト間葉系幹細胞(MSC)経心内膜注入(左室に10ヵ所)は安全で免疫反応はみられず,QOL,心機能の改善は自己幹細胞と同程度で,同種MSCが自己幹細胞に代わりうる可能性が示される(第1/2相試験: 30例・13ヵ月追跡)。
presenter: Joshua M Hare, MD ( University of Miami Miller School of Medicine, US )
Effect of Cardiac Stem Cells in Patients with Ischemic Cardiomyopathy: Interim Results of the SCIPIO Trial Up to 2 Years After Therapy
CABGを施行する虚血性心筋症患者における自己心臓幹細胞(c-kit陽性)冠動脈内注入は安全で,梗塞サイズが縮小,生存心筋が増加し,左室駆出率,QOLが改善した(第1 相試験: 治療20例・対照13例・2年追跡)。
presenter: Roberto Bolli, MD ( University of Louisville, US )
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