A Two-Phase Observational Study of the MitralClip® System in Europe
real-worldの重度僧帽弁逆流患者において,経皮的弁修復術(MitraClip®)は1年後
の予後を大きく改善(欧州におけるMitraClip®市販後観察研究)。
背景・目的
僧帽弁逆流(MR)患者において,MitraClip®による経皮的弁修復術の1年後の有効性と安全性をreal-worldで評価する。
[一次エンドポイント]1年後の生存,僧帽弁手術,MRの改善,NYHA心機能分類の改善,6分間歩行テスト,QOL。
デザイン
前向きコホート研究,多施設(欧州の14施設)。
対象
567例。MR患者。
■患者背景:平均年齢74歳,男性64%,logistic EuroSCORE 23%: ≧20% 45%,冠動脈疾患63%,中等度-重度腎機能障害42%,心房細動68%,NYHA心機能分類
III-IV度85%。
期間
追跡期間は1年。
治療
MitraClip®。
結果
[エンドポイント]
1年後の生存率は82%,MR≦2+は79%(ベースライン時は98%が≧3+;P<0.0001),僧帽弁手術の非実施率は94%,NYHA心機能分類I/II度は72%(ベースライン時は85%がIII/IV度;P<0.0001),QOLスコア(Minnesota Living with Heart Failure Questionnaire;高スコアほどQOL不良)はベースライン時の41.6から28.1ポイントへ(-13.5ポイント;95%信頼区間-16.0--11.0),6分間歩行距離は275mから334mへ(+59.5m;44.5-74.6)それぞれ改善した。
presenter: W Schillinger, MD ( Universitatsmedizin Gottingen, DE )
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