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8月27日 Hot Line II Late Breaking Trials on Interventions

PROTECT 
Patient Related Outcomes with Endeavor versus Cypher Stenting Trial
real-worldでの冠動脈閉塞患者における3年後のステント血栓症の発生率は,zotarolimus溶出ステントはsirolimus溶出ステントと同等。
 
背景・目的
ステント植込みを要する患者において,zotarolimus溶出ステント(ZES)とsirolimus溶出ステント(SES)の遠隔期ステント血栓症発生率を比較。

[一次エンドポイント]3年後のステント血栓症(ARC定義のdefinite, probable)。


 
デザイン
ランダム化,オープン,多施設(5大陸196施設)。

 
対象
8,709例。ZESまたはSESの適応症例。病変・血管数に制限は設けず。
■患者背景:平均年齢62.2歳,男性76.3%,糖尿病27.2%,心筋梗塞(MI)既往20.5%,PCI歴12.5%。

 
期間
追跡期間は3年。
登録期間は2007年5月-‘08年12月。

 
治療
ZES群(4,357例) vs SES群(4,352例)。

 
結果
[一次エンドポイント]
ZES群1.42% vs SES群1.79%(P=0.224)。

[その他]
1-3年後のステント血栓症はZES群のほうが少なかった(0.3% vs 1.1%,P<0.001)。
3年後のイベント:標的病変の再血行再建術(TLR;5.6% vs 3.5%,P<0.0001),標的血管再血行再建術(8.2% vs 7.1%,P=0.03),MACE(死亡,MI,TLR,緊急CABG;12.3% vs 10.8%,P=0.02),MACCE(MACE+脳卒中;13.5% vs 11.8%,P=0.02)。


 
presenter: W Wijns, MD, PhD ( Cardiovascular Research Center Aalst, BE )


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