What is the Optimal antiplatElet and anticoagulant therapy in patients with oral anticoagulation and coronary StenTing
warfarin服用中のステント植込み例における至適抗血小板・抗凝固療法は?— clopidogrelのみの追加はclopidogrel+aspirinの追加にくらべ1年後の出血リスクを有意に抑制,脳梗塞とステント血栓症は増加せず。
背景・目的
機械弁や心房細動のため抗凝固薬warfarinを服用中の患者は,ステント植込みによるPCIを行った場合,ステント血栓症予防のための抗血小板薬(aspirin,clopidogrel)も服用しなければならない。しかし,それら3剤の併用は出血リスクを増大することがわかっており,そのような患者に対する至適抗血小板療法は未だ確立されていない。warfarin服用中のPCI施行患者において,2剤併用(clopidogrel追加)と3剤併用(clopidogrel+aspirin追加)の出血リスクを比較する。
[一次エンドポイント]出血イベント(TIMI基準)。
デザイン
ランダム化,オープン,多施設(ベルギーとオランダの15施設)。
対象
573例。warfarin服用中のPCI施行例。
期間
追跡期間は1年。
治療
2剤併用群(284例:warfarin+clopidogre 75mg/日) vs 3剤併用群(289例:warfarin+clopidogrel 75mg/日+aspirin 80mg/日)。
結果
[一次エンドポイント]
2剤併用群では3剤併用群にくらべ出血イベント発生率が有意に低下(19.5% vs 44.9%:ハザード比0.36;95%信頼区間0.26-0.50,
P<0.001)。
[その他]
2剤併用群は全死亡のリスクも低かった(2.6% vs 6.4%:0.39;0.16-0.93,P=0.027)。
心筋梗塞,脳卒中,標的血管血行再建術,ステント血栓症の発生率は両群で同等であった。
presenter: W Dewilde, MD ( Twee Steden Hospital, NE )
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