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STEMIに対するpPCI・非糖尿病 | metformin群 vs プラセボ群 | 4ヵ月後のEF:metformin群≒プラセボ群 |
背景・目的 | : | 心筋梗塞(MI)発症例の7人に1人は発症後に死亡しており,1年後の死亡率は10-15%である。またMI後,左室機能低下が30-50%にみられる。 世界でもっとも使用されている血糖降下薬であるmetforminは,糖尿病患者の全死亡・糖尿病関連死・糖尿病関連イベント抑制,糖尿病+MI患者での死亡抑制が示されている。 糖尿病非合併ST上昇型心筋梗塞(STEMI)患者において,metforminの左室機能への効果を検討する。 [一次エンドポイント]4ヵ月後のEF。 |
デザイン | : | ランダム化,プラセボ対照,二重盲検。 |
対 象 | : | 380例。>18歳のSTEMI,ステント径3mmのステント1本以上使用するprimary PCI施行例で施行後のTIMI flow grade≧2。 除外基準:糖尿病,MI既往,重症腎機能障害など。 ■患者背景:平均年齢(metformin群58.7歳,プラセボ群58.8歳),女性(24.6%,25.5%),血圧(両群とも84/134mmHg),高血圧(31.9%,27.1%),脂質異常症(58.1%,68.1%),喫煙例(56.5%,53.7%),HbA1c(両群とも5.8%),血糖値(8.2,8.4mmol/L),クレアチンキナーゼ(CK:133,123U/L),CKMB(両群とも16U/L),クレアチニン(71,72μmol/L),NT-proBNP(83,79ng/L)。 虚血時間(171分,153分),心筋濃染度≦1(13.8%,5.9%),前壁梗塞(39.3%,37.8%)。 ・冠動脈造影例(191例,188例):TIMI grade(PCI前≦1:59.1%→PCI後<3:12.6%,64.9%→5.3%)。 |
期 間 | : | 追跡期間は4ヵ月。 |
治 療 | : | metformin群(191例):500mg×2回/日をPCI後に投与,プラセボ群(189例)。 4ヵ月後に3.0テスラMRIで収縮機能(EF)を評価した。 |
結 果 | : |
[EF評価,TIMI flow grade] EF評価例はmetformin群136例,プラセボ群139例。評価ができなかったものの大半はMRI拒否,閉所恐怖症,禁忌によった。
[一次エンドポイント]
[その他]
[有害事象] |
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