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虚血性僧帽弁逆流 | 弁修復術 vs 弁置換術 | 12ヵ月後の左室リモデリング:修復術群≒置換術群 |
背景・目的 | : | 虚血性僧帽弁逆流(MR)は心筋梗塞後に発症する合併症である。現行ガイドラインでは弁修復術あるいは弁置換術を推奨しているが,修復術は手技に関連する死亡,合併症が少なく,虚血性MRを正常化する置換術は長期予後がより良好とされている。これらは後ろ向きの観察研究によるもののため,どちらの治療が優れているかはランダム化比較試験での検証が必要である。 重症虚血性MR患者において,長期予後を弁修復術と弁置換術とで比較する。 |
デザイン | : | ランダム化,多施設(22施設)。 |
一次エンドポイント | : | 12ヵ月後の左室逆リモデリング(経胸壁心エコー検査[TEE]による左室収縮末期容積指数[LVESVI])。 |
対 象 | : | 251例。 |
期 間 | : | 追跡期間は1年。 |
治 療 | : | 弁修復術群(126例),弁置換術群(125例)。 |
結 果 | : |
[一次エンドポイント] LVESVIは弁修復術群: 54.6mL/m²,弁置換術群:60.7mL/m²;ベースライン時からの変化-6.6mL/m²,-6.8mL/m²で両群間に有意差は認められなかった。
[その他] |
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