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間欠性跛行 血管内治療+運動療法 vs 運動療法 30分間最大歩行距離↑:血管内治療群>運動療法群*
ERASE
Endovascular Revascularization and Supervised Exercise
間欠性跛行患者において,血管内治療後に監視下での運動療法を行う併用治療は標準治療(監視下での運動療法のみ)にくらべ最大歩行距離を有意に延長した。
背景・目的 間欠性跛行は末梢動脈疾患の症状で,世界中で2,000-4,000万人の人が罹病している。監視下での運動が第一選択治療であるが,血管内治療の実施が増加している。監視下での運動と血管内治療を組合わせた治療の有効性は大規模なランダム化比較試験ではまだ検討されていない。
間欠性跛行患者において,血管内治療(EVR)後に監視下での運動療法(SET)を行う併用治療とSETのみの標準治療の有効性を比較する。
デザイン ランダム化,多施設。
一次エンドポイント 30分間のトレッドミル負荷試験による最大歩行距離。
対 象  212例。>3ヵ月安定しているもの;大腿動脈腸骨・大腿膝窩動脈領域が>50%の閉塞;標的病変が血管内治療に適切なもの;その他の状態による歩行制限がないもの;間欠性跛行の治療歴(運動療法を含む)のないもの。
■患者背景:平均年齢(EVR+SET群64歳,SET群66歳),女性(42%,33%),喫煙(現/過去:93%,92%),高血圧(60%,63%),糖尿病(16%,26%),BMI(27.0,26.2kg/m²)。
dominant病変:大腿動脈腸骨領域(55%,51%),大腿膝窩動脈領域(45%,49%)。
期 間 追跡期間は12ヵ月。
治 療  EVR+SET群(106例),対照(SET)群(106例)。
結 果 [一次エンドポイント]
最大歩行距離は,EVR+SET群はSET単独群にくらべ,1ヵ月後566m*→6ヵ月後409m*→12ヵ月後282m(P=0.001)有意に延長した。* P<0.001

[おもな二次エンドポイント]
無痛歩行距離もEVR+SET群で有意に延長した:543m→529m→408m(全期間P<0.001)。
同群ではQOLの改善もみられた。

Results from the Endovascular Revascularization and Supervised Exercise for claudication study.
presenter: Farzin Fakhry ( Erasmus MC, Netherlands )
UP
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