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英国(2000-’13年) | 2008年のガイドライン変更 | 抗菌薬予防処方![]() ![]() |
目 的 | : | 歯科処置などの侵襲的処置では緑色連鎖球菌などによる感染性心内膜炎のリスクが生じるため,以前から抗菌薬の予防的投与が行われており,ガイドラインでも推奨されてきた。しかし,しだいにその有用性が疑問視されるようになり,ランダム化比較試験も行われていないことから,英国では2008年のNICEガイドラインで,歯科処置や消化管・泌尿生殖器・呼吸器系の処置における抗菌薬予防投与が推奨から除外された。この変更がイングランド全域における感染性心内膜炎の発生率にどのような影響を及ぼしたかを調査する。 |
デザイン | : | 観察研究。 |
一次エンドポイント | : | 抗菌薬予防投与の処方数と感染性心内膜炎発生率の変化。 |
対 象 | : | 19,804例。感染性心内膜炎と診断され,イングランドの病院を退院した患者。 |
期 間 | : | 調査期間は,抗菌薬の予防的投与が2004年1月1日-’13年3月31日,感染性心内膜炎が2000年1月1日-’13年3月31日。 |
方 法 | : | 抗菌薬予防投与(amoxicillin 3g/clindamycin 600mg単回投与)の処方数と感染性心内膜炎の発症率を調査し,2008年のガイドライン変更の前後で比較。 |
結 果 | : |
[抗菌薬予防投与] ガイドライン変更後5年間で,変更前の平均処方数(10,900/月)から有意に減少した(2,236/月)。
[感染性心内膜炎の発生率] |
▲UP |
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