![]() |
<< 循環器トライアルデータベース トップページ | << AHA2014 トップページ |
肥大型心筋症 | losartan群 vs プラセボ群 | 1年後の左室重量:losartan群 ≒プラセボ群 |
目 的 | : |
肥大型心筋症は有病率が500人に1人とされる最も多い遺伝性心筋症で,左室の肥大と線維化を特徴とする。左室肥大と心臓MRI(CMR)のガドリニウム遅延造影(LGE)は有害転帰と関連するが,ARBの左室重量,心筋線維化,拡張機能,運動能に対する効果が動物実験やヒトでのパイロット研究から示唆されている。 肥大型心筋症患者において,ARB losartanの左室形態・機能への影響を検討する。 |
デザイン | : | ランダム化,プラセボ対照,二重盲検。 |
一次エンドポイント | : | MRI,CTで評価した左室重量の変化。 |
対 象 | : |
132例。18歳以上で肥大型心筋症の診断を受けた洞調律例。 除外基準:血圧>140/90mmHg,ACE阻害薬/ARB服用例,EF<50%,重大な弁膜症,推算糸球体濾過量<30mL/分/1.73m²,6ヵ月以内の中隔縮小治療。 ■患者背景:平均年齢(losartan群51歳,プラセボ群52歳),女性(38%,33%),NYHA心機能分類I-II度(97%,91%),運動負荷試験時の最大仕事量(146,140 watt),収縮期血圧(両群とも128mmHg),EF(69%,68%),左室重量(105,108g/m²),CMR上のLGE(82%,85%)。 治療背景:ICD(38%,28%),中隔縮小治療既往(19%,20%),心房細動既往(11%,13%),β遮断薬(61%,54%),Ca拮抗薬(13%,16%)。 |
期 間 | : | 平均追跡期間372日。 |
治 療 | : | losartan 100mg群(64例),プラセボ群(69例)。 |
結 果 | : |
解析例はlosartan群58例,プラセボ群66例。 追跡を終了した124例中,錠剤数で評価したコンプライアンス>80%は115例(93%)。
[一次エンドポイント]
[二次エンドポイント]
[有害事象] |
▲UP |
|
![]()
(c) copyright 2001-. Life Science Publishing Co., Ltd
![]() |
このサイトは国内外の循環器疾患の臨床試験や疫学調査の情報を集めた医療従事者向けのサイトです。日本では認可されていない治療法,保険適用外の治療法,国内では販売されていない医薬品に関する情報も含まれています。一般の方に対する医療情報提供を目的としたものではありません。
あなたは医療従事者ですか?