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NSTE-ACS/ 早期PCI |
otamixaban vs UFH+eptifibatide | 7日後の全死亡+MI:otamixaban≒UFH+eptifibatide 7日後の出血リスク ![]() |
背景・目的 | : | 非ST上昇型心筋梗塞患者における抗凝固療法は重要にもかかわらず,ゴールドスタンダードの治療はなく,既存の薬物はすべて(未分画heparin[UFH],bivalirudin,enoxaparin,fondaparinux)制約がある。otamixabanは新規の注射用第Xa因子阻害薬で,第II相試験(SEPIA-ACS1 TIMI 42)でUFH+GP IIb/IIIa阻害薬eptifibatideに比べた有効性が示されている(Lancet 2009; 374: 787-95.)。 中等度-重度の非ST上昇型急性冠症候群(NSTE-ACS)患者において,otamixabanの有効性,安全性を検証する。 |
デザイン | : | ランダム化,二重盲検。 |
一次エンドポイント | : | 有効性:7日後の全死亡,心筋梗塞。 安全性:7日後の大+小出血(TIMI基準)。 |
対 象 | : | 13,220例。3日以内にPCI施行予定のNSTE-ACS。 |
期 間 | : | 追跡期間は7日。 |
治 療 | : | otamixaban群(5,625例):中間解析までは,0.08mg/kgボーラス+0.140mg/kg/hr持続点滴静注群(1,969例)と0.08mg/kgボーラス+0.100mg/kg/hr持続点滴静注群(1,969例)の2群。中間解析で0.08mg/kgボーラス+0.140mg/kg/hr持続点滴静注を選択し,残りの試験期間投与。 標準治療群(5,625例):otamixaban群用量決定までは1,969例。未分画heparin(UFH)+GP IIb/IIIa阻害薬eptifibatide。eptifibatideはPCIから18-24時間後に投与中止。 ランダム化時あるいはランダム化前にaspirin+ADP受容体拮抗薬を投与。 |
結 果 | : |
[一次エンドポイント] ・有効性 otamixaban群5.5% vs 標準治療群5.7%:相対リスク0.99;95%信頼区間0.85-1.16(P=0.93)。 ・安全性 3.1% vs 1.5%:2.13;1.63-2.78(P<0.001)。 →文献情報( ![]() |
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