4,805例。21のランダム化比較試験。
侵襲的手技(PCI,CABG,血管術を含む非心臓手術)施行予定の患者をスタチン系薬剤群 vs 対照群(プラセボ,通常治療,低用量スタチン治療)にランダム化し,手技前に試験薬(スタチン系薬剤)を投与し,臨床転帰について信頼性のあるデータを報告している試験。ステントをルーチン使用してない試験,臓器移植を検討した試験は除外。
追跡期間1日-6か月。二重盲検:5試験,アウトカム盲検化:4試験。
・患者背景:年齢57-68歳,糖尿病0~52%。
・侵襲的治療:緊急PCI;4試験,待機的PCI;7試験,待機的オフポンプ CABG;2試験,待機的CABG;6試験,待機的血管手術;2試験,待機的非心臓手術;1試験。
・スタチン系薬剤群:rosuvastatin (20mg/日,40mg;2試験),atorvastatin(5-20mg/日,20mg/日,40mg/日,80mg/日;11試験),simvastatin(20mg/日,80mg/日;3試験),pravastatin(40mg/日;1試験),fluvastatin(80mg/日;3試験),手技者の任意(1試験)。
投与開始は手技前37日-12時間。
・対照群:通常治療;8試験,スタチン治療;2試験,プラセボ;11試験。
・一次エンドポイント:手技後の非致死的MI;8試験,有害事象;4試験,Q波MI;1試験,心房細動;3試験,炎症マーカー;3試験,血小板増加;1試験,心筋虚血;1試験。