5年後の死亡,MI,脳卒中の複合は,ステント群16.7% vs CABG群16.9%に差はなかった(ハザード比[HR]1.04;95%信頼区間0.86-1.27,P=0.69)。
4試験中,SoS試験のみがCABG群で死亡が抑制された(CABG群92.1% vs ステント群95.5%:HR 0.56;0.33-0.95,P=0.0074)。その他の試験は90.0% vs 91.2%(HR 1.15;0.86-1.52)。
血行再建術の再施行は,ステント群の方が有意に多かった:ステント群29% vs CABG群7.9%(HR 0.23;0.18-0.29,P<0.001)。
主要有害心・脳イベントリスクもステント群で有意に増大した:39.2% vs 23.0%(0.53;0.45-0.61,P<0.001)。
・糖尿病サブグループ
死亡率:ステント群12.4%(非糖尿病7.7%)vs CABG群7.9%(8.3%);P=0.09(P=0.55)。
死亡,脳卒中,MIの複合:21.4% vs 20.9%(P=0.9)。
血行再建術再施行:29.7% vs 9.2%(HR 0.18;0.11-0.29,P<0.001)。
・2枝病変 vs 3枝病変
5年後の死亡率:2枝病変(ステント群7.6% vs 7.3%,P=0.87),3枝病変(10.2% vs 9.5%,P=0.71)。
死亡,脳卒中,MIの複合:両群は同様。
血行再建術再施行:2枝病変(29.0% vs 7.2%,P<0.001),3枝病変(28.9% vs 7.8%,P<0.001)。
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