[自然発症手技非関連MI]
PCIによりOMTに比べ24%低下。
1,000例・年あたりの発生率13.68 vs 17.30(変量効果ポアソン回帰モデル:IRR=0.76;95%信頼区間CI 0.58-0.99,summary-based変量効果モデル:0.77;95%CI 0.60-0.99)。
異質性は中等度(I ²=31.6%),出版バイアスは認められなかった。
non-stent研究/stent研究別の解析でも結果は同様であった(P for interaction=0.53)。
[手技関連MI]
PCIによりOMTに比べ317%上昇。
1,000例・年あたりの発生率4.60 vs 1.01(変量効果ポアソン回帰モデル:IRR=4.17;2.53-6.88,summary-based変量効果モデル:3.22;2.01-5.16)。
異質性は無く(I ²=0%),出版バイアスは認められなかった。
non-stent研究/stent研究別の解析でも結果は同様(P for interaction=0.56)。
[全MI]
PCIとOMTで同等。
1,000例・年あたりの発生率は18.28 vs 18.31(変量効果ポアソン回帰モデル:IRR=0.96;0.74-1.21,summary-based変量効果モデル:0.94;0.71-1.25)。
異質性は中等度(I ²=50%),出版バイアスは認められなかった。
non-stent研究/stent研究別の解析でも結果は同様(P for interaction=0.99)。
[死亡]
全死亡,心血管死ともに,自然発症手技非関連MIの推定値と平行してPCIにより非有意に低下していた。
全死亡:1000例・年あたりの発生率16.20 vs 18.47(変量効果ポアソン回帰モデル:IRR=0.88;0.75-1.03,summary-based変量効果モデル:0.88;0.74-1.04)。
心血管死:6.47 vs 8.01(変量効果ポアソン回帰モデル:0.70;0.44-1.09,summary-based変量効果モデル:0.74;0.49-1.11)。心血管死についてはno-stent研究においてのみPCIに関連する低下が認められた(P for interaction=0.03)。
[感度分析]
非虚血例を含む研究(AVERT,DEFER)を除いた解析においても同様の結果であった。
自然発症手技非関連MI:IRR=0.79;0.67-0.92),全MI:0.89(0.68-1.17)。
[メタ回帰解析]
PCI群におけるステント使用率,OMT群におけるLDL-C値,治療群のクロスオーバーと,全死亡,自然発症MIとの有意な関連は認められなかった。
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