結果 |
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rt-PAの総投与量は0.6-1.1mg/kg。
追跡期間は1ヵ月(2試験),6ヵ月(IST-3),3ヵ月(その他)。
[機能的転帰]
追跡終了時の自立(10試験)は,rt-PA群で有意に増加(rt-PA群1,611/3,483例[46.3%] vs 対照群1,434/3,404例[42.1%]:オッズ比1.17;95%信頼区間1.06-1.29,P=0.001:絶対増42/1,000例;19-66)。
転帰良好(10試験)もrt-PA群で増加(1,211/3,483例[34.8%] vs 998/3,404例[29.3%]:1.29;1.16-1.43,P<0.0001:55/1,000例;33-77)。
[死亡]
7日以内の死亡(8試験)はrt-PA群で増加したが(250/2,807例[8.9%] vs 174/2,728例[6.4%]:1.44;1.18-1.76,P=0.0003:25/1,000例;11-39),追跡終了時の死亡(12試験)には有意な群間差はなかった(679/3,548例[19.1%]vs 640/3,464例[18.5%]:1.06;0.94-1.20)。
[症候性頭蓋内出血]
7日以内の症候性頭蓋内出血(12試験)は,rt-PA群で有意に増加(272/3,548例[7.7%] vs 63/3,463例[1.8%]:3.72;2.98-4.64,P<0.0001:58/1,000例;49-68)。
[3時間以内 vs 3-6時間]
自立は3時間以内の治療例(6試験)ではrt-PA群で増加したが(365/896例[40.7%] vs 280/883例[31.7%]:1.53;1.26-1.86,P<0.0001:90/1,000例;46-135),3-6時間の治療例(7試験)では差はみられず(1,182/2,491例[47.5%] vs 1,133/2,480例[45.7%]:1.07;0.96-1.20),3時間以内 vs 3-6時間のオッズ比の差は有意であった(χ²=9.49,P=0.002)。
[>80歳 vs ≦80歳]
rt-PA治療による自立(3試験)は,3時間以内の治療例で>80歳(28.9% vs 19.3%,P=0.003:96/1,000例),≦80歳(49.6% vs 40.1%,P=0.001:95/1,000例)ともに増加した。
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