[一次エンドポイント]
mRSスコアは血管内治療群で有意に改善した(90日後の障害低下のオッズ比1.56;95%信頼区間1.14-2.13,P=0.005;I ²=75.9%)。
[二次エンドポイント]
血管内治療群は,90日後の機能的自立(mRSスコア0-2)(557/1,293例[44.6%] vs 内科的治療群351/1,094例[31.8%]:1.71;1.18-2.49,P=0.005;I ² =75.4%),24時間後の血管造影による血流再開(75.8% vs 34.1%:6.49;4.79-8.79,P<0.001;I ²=0.0%)が有意に高かった。
90日以内の症候性頭蓋内出血(5.7% vs 5.1%:1.12;0.77-1.63;I ²=0.0%),90日後の全死亡(15.8% vs 17.8%:0.87;0.68-1.12;I ²=17.7%)には有意差はみられなかった。
[関連因子]
血管内治療による良好な転帰と関連した因子は,2015年論文発表(オッズ比2.39 vs ’13年0.98,交互作用P<0.001),CT・MRIによる血管造影で確認した動脈近位部閉塞(2.24 vs 閉塞なし0.98,P<0.001),血管内治療+tPA(2.07 vs 非併用0.86,P=0.02),ステント型血栓除去デバイス(2.39 vs 第一世代デバイス0.98,P<0.001)。
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