[5年間の累積TVR]
BMS群はSES群のおよそ2倍で,両群間差は植込みからおよそ1年後に最大となりその後も変わらなかった。
・5年後:15.2% vs 30.1%:ハザード比0.44;95%信頼区間0.36-0.55(P<0.0001)。
・1~5年後:9.6% vs 8.3%:1.22;0.87-1.69;P=0.24。
・年間ハザード比/100人・年:1年後;9.5% vs 25.3%(P<0.0001),2~5年後;2.4% vs 2.1%(P=0.24)。
[5年間の全死亡,心臓死,MI]
両群間に有意差はみられなかった。
・5年後の死亡:8.9% vs 8.2%:1.10;0.79-1.52(P=0.57),心臓死:4.4% vs 3.9%:1.16;0.72-1.85(P=0.55),MI:Q波MI(2.5% vs 1.6%:1.62;0.81-3.23,P=0.17);非Q波MI(5.7% vs 5.4%:1.03;0.69-1.55,P=0.87)。
・1~5年後の死亡:7.7% vs 7.5%:1.05;0.74-1.48(P=0.79),心臓死:4.0% vs 3.4%:1.18;0.71-1.95(P=0.52),MI:Q波MI(1.3% vs 0.9%:1.43;0.54-3.76,P=0.46);非Q波MI(3.2% vs 2.0%:1.62;0.87-3.02,P=0.12)。
・年間ハザード比/100人・年:死亡(1年後;1.3% vs 0.8%,P=0.35,2~5年後;1.9% vs 1.9%(P=0.79),心臓死(0.5% vs 0.5%,P=0.99,1% vs 0.9%,P=0.52),MI(Q波MI:1.3% vs 0.7%,P=0.23,0.3% vs 0.2%,P=0.46,非Q波MI:2.5% vs 3.5%,P=0.25,0.8% vs 0.5%,P=0.12)。
全死亡,心臓死,MIの複合エンドポイント:5年後と1~5年後に両群間差はなかった。
[ARC定義によるステント血栓症(ST)]
両群間に有意差はなかった。
・5年間のdefinite ST:1.6% vs 1.0%:1.62;0.67-3.91(P=0.23)
definite ST+probable ST:2.1% vs 2.0%:099;0.51-1.95(P=0.99)
全ST(definite+probable+possible ST):4.6% vs 4.4%:1.02;0.65-1.61(P=0.70)。
early(0~30日)ST,late(30日~1年)ST,very late(1~5年)STも両群間に有意差はみられなかった。
年間ハザード比/100人・年:definite ST(1年後;0.5% vs 0.5%(P=0.99),2~5年後;0.3% vs 0.1%(P=0.16),definite+probable ST(0.7% vs 1.3%,P=0.22),(0.4% vs 0.2%,P=0.22),全ST(0.8% vs 1.6%,P=0.12),(1% vs 0.7%,P=0.28)。
[糖尿病患者]
5年後の糖尿病患者の死亡率/Q波MIはSES群で有意に高かった:15.9% vs 9.0%/3.3% vs 0.4%(いずれもP=0.03)。
5年後,1~5年後のdefinite ST,definite+probable STは両群間に差はみられなかった。
5年後のTVRはSES群がBMS群より有意に抑制した:17.7% vs 37.1%(P<0.0001)。 |